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孤独死部屋やゴミ屋敷を完全回復

どんな状態でも部屋を元通りに回復させます

私たちは特殊清掃やゴミ屋敷片付けの業務を長年行ってきましたが以前は部屋を完全に原状回復させるところまでには至りませんでした。

孤独死などが起きた部屋の特殊清掃でも完全防臭作業の一環として床板を剥がしたり壁のクロスを剥がしたりしますが、それは他職へのバトンタッチの過程のひとつでした。

ところが特殊清掃から先の工程が進まずいつまで経っても部屋が元通りにならず賃貸住宅であれば空室期間が延び収益ができないという状況がかなりの数があることがわかったのです。

これはリフォーム工事を行う会社がその工事をやりたがらないということに起因しています、いくら特殊清掃後でも忌避感がありできればやりたくないというのがリフォーム業界内の認識のようでした。

なんとか弊社で特殊清掃から原状回復まで一貫した施工ができないかとおよそ2年を費やし某リフォーム会社を吸収し自社工事部として稼働するようになったのです。

孤独死や自殺のあった部屋をリフォームします。
 

【孤独死部屋原状回復】ちょっと待った!その選択間違いです

孤独死や事故その他想像を絶することが部屋で起きリフォームを検討しているお客様、下記のことがお済みでしょうか?
  もしまだこのような状況であるならばまずは清掃や消臭を行ってからリフォームをご検討ください。

そのままでは賃貸住宅として運営できない状況になった時に真っ先にリフォームすればいいと考えてませんか?

その選択は大間違いです。

このようなことが起こった部屋は必ず特殊清掃を行った上でリフォームなどの工程を経なければ絶対に原状回復そのものが失敗します。

弊社への特殊清掃依頼の1割がリフォーム施工会社からのもので遺体痕の除去や消臭を行ってほしいというものです。

着手時の相談であれば対処のしようもあるのですがリフォーム完了後に相談されても手の施しようがなくもしどうしてもということであれば新たにイチからやり直しするしかありません。

2022年半ばあたりからリフォームをしたのに臭いが出て困ってると大家さんや不動産管理会社からの相談が増えました(急増と言ってもいいレベル)
コロナ関連で景気が思わしくない状況が続き少しでもコストを削減したいが故の選択であったことは否めませんが結果的に正しい手順で行った場合に比べ2~3倍もの費用を払うことになる事例が後を絶ちません。

先にリフォームを行ってしまうことと同じぐらい多いのが先に残置物を撤去してしまうことです。
異臭や虫がある中でその作業を行うのもなかなかのチャレンジャーなのですが彼らは往々にして仕事が荒く遺体痕を平気で踏みつけ拡散させ時には共用廊下やエレベーター内まで汚してしまいます。
そのような事態になれば遺体痕の検索、本来必要のない部分の洗浄を行わなければならず結果的に大きな出費になってしまいます。

ですのでやはり正しい手順で原状回復を行うのが最終的には早くそして安く完了させることができるのです。

孤独死があった部屋は特殊清掃の後にリフォームが正しい手順です

孤独死があった部屋の完全脱臭とリフォーム

孤独死が起き発見まで時間がたった場合相当部屋を汚してることは弊社の特殊清掃サイトや本サイトの特殊清掃ページでも記載していますがご遺体痕は大半が水分ですからどのように流れるかは予測がつきません、時には下板を突き抜け広範囲に汚染されてる場合も多いです。

それらを除去し完全脱臭するためには大掛かりな解体工事になることも相当数あります。

リフォームまで自社一貫施工のメリットはリフォームの工程でも臭気チェックや遺体痕チェックが可能なことです。

もし脱臭が不十分であったり遺体痕除去が不十分な場所があったとしても特殊清掃のノウハウを分かってる職人の手でその場ですぐ手直しが可能です。

特殊清掃チームと工事部と情報共有をしっかり行い完全消臭可能
 

孤独死の原状回復いったいいくらかかる?

孤独死があった部屋の原状回復費はどの程度になるのか

孤独死が起きた、ゴミ部屋となり相当な量と日数が経過していた。

どちらもかなり部屋が傷みますしアパートなど賃貸住宅の場合は大掛かりな工事を行わないと次に貸すことができないということもあります。

では一体どれぐらいの費用が掛かるのかは気になるところです。

リフォームなどの原状回復工事の部分だけ見た場合だいたい家賃の6ヶ月~2年分程度は掛かってしまうことが多いです(部屋のグレードや家賃レベルによって変わります)

よく特殊清掃から遺品整理(残置物撤去)そして原状回復リフォームまで行った場合1Kでも200万~300万円と書いてある記事もあり、またそのような金額が妥当かどうかの議論もよく目にしますが、事故などがあった部屋の原状回復費はそれぐらい掛かっても何らおかしくないというのが私たちの見解です。

ただしこれら全てを賃借人であった遺族や相続人が負担しなければいけないかというとそうでもなく入居期間や汚損破損の程度によっても変わりますが、それなりに長く入居されていた場合は特殊清掃と残置物撤去までが遺族、そこから先のリフォームについては物件オーナー負担もしくは遺族と協議の上按分となることが多いです。

これはあくまでも孤独死の場合です。
孤独死ではなく自殺や相当程度のゴミ屋敷(ゴミ部屋)で部屋が傷んだ場合はこの限りではなく原状回復費はもちろん損害賠償請求まであり得ます。

参考記事
孤独死があった物件の瑕疵とは?法的な見解

ゴミ屋敷は善管注意義務に違反するのか?

特殊清掃からリフォームまで一貫施工事例

東京都内孤独死アパートでの原状回復の場合
隣の居住者からの異臭通報で発覚した孤独死でした。
死後約3週間でにおいは共用部や隣の部屋そして流れ出た体液は階下の部屋にまで及んでいました。

このアパートを客付けと建物管理を行っている不動産会社より早急になんとかしてほしいと相談されその日のうちに特殊清掃一次処理に着手しました。

部屋は18平米ほどの小さな1Kですが腐敗体液は広範囲に流れまたなおかつ軽度のゴミ部屋でした。
ここから先の処理をご遺族と管理会社と協議し費用負担も決めた上で次工程に着手しました。

流れ出た遺体痕を検索した結果、床面は玄関先にまで達し居室はほぼ全面の床板の下の断熱材にまで達しておりさらに下の部屋にまで突き抜けたようです。

遺体痕の流出が広範囲の場合はしっかり検索し徹底洗浄を行う必要があります。
この処理をしっかり行いおよそ2週間かけて脱臭していきました。

その後工事部にバトンタッチされリフォームの工程に入りました。

リフォームの途中でも特殊清掃の不備がないかチェックしながら進めるためもしも不具合があった場合の対処も早く確実な対応が可能です。

この現場でもほんのわずかの遺体痕の洗浄残しがありましたがすぐに対応できました。
特殊清掃とリフォームが違う会社の場合はなかなかこのような対応が難しくもし洗浄不足や特殊清掃の不備があったとしても他社にバトンタッチした場合はそのまま施工が進められ完了後に臭い戻りが発生したりしてしまいます。

品川区のアパートで孤独死発生。 管理会社(大田区マゴメハウジング)より初期消臭依頼

遺体痕は広範囲に流れ下の部屋にまで及んでいました 隣の居住者からの異臭通報で孤独死が発覚、臭いで発覚した場合は一刻の猶予もありません、早急な対策が必要です。

床下に浸透した遺体痕(腐敗体液) におい発生源を取りきらないと絶対に消臭は完了しません

完全消臭(特殊清掃)を終えたらリフォーム開始 リフォーム工事中も特殊清掃の不備がないかチェックしながら進めます。

孤独死があった部屋のリフォーム完成 特殊清掃からリフォームまでの一貫施工はメリット大

孤独死部屋の原状回復は完全消臭と完全な原状回復技術の両輪

専門家が常駐する特殊清掃会社

賃貸物件オーナー様向けアドバイスします

株式会社まごのては本社を含め2つの子会社と2つの事業部から成り立っていますが、そのひとつ法人営業部内に不動産事業部があります(東京都知事(1)109168)

不動産事業部では物件オーナー向けアドバイスも行っています、特殊清掃やゴミ屋敷に限らず賃貸経営にまつわることを幅広く扱っています。

特に賃貸トラブルで多い原状回復やそれにまつわるトラブルを常駐する宅建士や賃貸不動産経営管理士や行政書士から法的見地に基づいた提案を行います。