• トップ
  • 誰も幸せにならない犬猫系ゴミ屋敷の清掃

犬、猫、ペット系ゴミ屋敷を片付ける

世話ができないなら飼ってはいけない

ゴミ屋敷のお片付けの中で一番難易度が高いのはペットが絡むものです。
特に多頭飼いしていた場合、糞尿などの悪臭がひどくそれを目指して、ハエやゴキブリが大量発生しており特殊清掃現場並みの様相です。

特殊清掃現場の場合は遺体痕のあった場所から体液が漏れ広がっていたとしても、限定的でペットの場合は行動エリアが広範囲なため、汚染箇所も大きくなります。

犬、猫屋敷でなおかつゴミ屋敷の場合は、ゴミを取っただけで終わりとはなりません、床面や壁面はボロボロ、おしっこは広範囲に染みついてる、臭いは残る。
完全施工を行おうと思えばほぼすべての内装を解体するしかありません。

また、ゴミの中から犬や猫の白骨化死体が出たこともありますし、まだ亡くなったばかりの子犬や子猫に遭遇することもよくあります。

このような現場を目にするたび、世話ができないなら飼ってはいけないと思うのです。

猫屋敷系ゴミ屋敷の片づけ

犬猫系ゴミ屋敷の惨状

過去最大級の猫屋敷です。
場所は神奈川県川崎市の普通の2DKアパートでした、なんとそこには30頭の猫を飼っておりおよそ2年間ゴミを溜め、糞尿の世話も一切していなかったということです。



これだけの頭数ですから当然しつけもされておらず、各部屋はゴミと糞尿で大変な状態でした。
大量のハエ、床面のゴミと猫糞には孤独死現場並みのウジが大量にうごめいていました。

この件は、周囲の住人からの苦情が発端で管理会社も再三警告をしており、今回は最後通告で強制退去を言い渡されたということでした。

ゴミがなくなった後の惨状もひどく、畳は通常の4倍ぐらいの重さになっていました(おしっこを吸っているから)
当然壁などもひどい状況でした、おそらく退去の費用は数百万になったのではと思います。

そして気になるのはこの30頭の猫ちゃんたちです、里親探しをしてるということでしたが老猫もいましたし、何らかの病気と思われる仔や目がつぶれてる仔もいました。

ここまでに至る経緯はいろいろあったんだと思いますが、それにしても無責任すぎると思わずにいられない案件でした。

大型犬8頭が毎日部屋の床面におしっこをした現場

千葉県松戸市の3LDKマンションでした。
大型犬8頭を飼い世話ができなくてたった2年で部屋がボロボロになった事例です。

大型犬の1日の尿量は1ℓぐらいになりますから、8頭もいれば1日8ℓの尿を床にしてるのです。

毎日バケツ1杯の水を床に撒けばどうなるでしょうか?

犬を多頭飼いしたゴミ屋敷片付け

この件でも近隣からの苦情が発端で強制退去となったものです、しかもこの方は夜勤も多く犬たちは夜に鳴いたりでそれは大変だったようです。

当然、床は腐りきっており一応ポリッシャーで洗浄したもののどうにもなりません、ここもおそらく数百万単位の退去費用が発生したことでしょう。

犬たちもものすごいストレスだったと思います、本来大型犬はマンションで飼育できるものではありません、大型犬は散歩程度で満足しません。

後日談ですが、里親が決まったのは3頭だけで、あとは処分されたということです。

犬多頭飼いゴミ屋敷の床の傷み  ゴミ屋敷で犬を飼うのはだめです

犬猫の白骨化遺体や亡骸を見るのはけっこうつらい

犬猫系ゴミ屋敷を片付けてると思わず絶句してしまう光景に出くわすことがあります。

・ペットが居ながら長期不在にし死なせてしまった。
・亡くなってるのに気づかないで放置(多頭すぎて正確な頭数がわかっていない)
・飼い主が孤独死し犬猫も寄り添うように亡くなっていた。


孤独死現場の場合はある意味致し方ありませんが、上記2つは完全に飼い主の落ち度で無責任にもほどがあると言わざるを得ません。
 

東京都調布市のマンションで犬3頭、猫4頭の亡骸を発見したゴミ屋敷

この現場は過去最高というか最悪な現場でした。
いわゆるゴミ屋敷を放置して他の部屋に引っ越したというもので、単純に放置系ゴミ屋敷のような依頼でした。

しかも遠方に住んでるため立ち合いはできない、もし現金が出てきたら取りおいてほしいがあとはすべて廃棄というものでした。

そのような依頼自体は何も不審点はなく、よくある片付け以来の事例です。

問題は作業当日に起こりました、部屋の奥にフライドチキンの骨らしきものを発見、よく見ると毛らしきものもありました、これは紛れもなく動物の骨、おそらく共食いしたから骨の一部と判断しました。

その後次々と骨やミイラ化した亡骸が見つかり、全部で7体も出てしまいました、ここで作業者の怒りがピークに達し依頼者を電話で呼び出すということになりました。

遠方のため別日に設定し作業も延期としました、後日依頼者を部屋に入れ自らの手で亡骸を箱に入れさせ犬猫たちに詫びさせたのです。

犬猫の亡骸があるゴミ屋敷

このように、ペットの亡骸に接してしまうのは作業者も依頼者も悲しい思いをしてしまいます。
衝動的に飼うのではなく、よく考えて飼ってもらいたいと切に願います。

掃除ができない人が長毛のペットを飼ってはいけない

ゴミ屋敷でもなく多頭飼いでもないけど、こまめに掃除ができない場合に長毛種を飼うと悲惨なことになります。

部屋の隅に大量の毛の塊が集まっていたり、部屋全体に浮遊していたり、当然衣類も毛だらけでいくら洗っても落ちません。

そのような環境はペットにとっても人にとってもいいものではありません、飼うなら責任をもってキチンと掃除や片付けができるかを考えるべきだと思います。

犬猫系ゴミ屋敷の清掃料金

犬猫を飼ってるというだけで割増になることはありませんが、多頭飼いで著しく不衛生な場合はやはり通常よりも高額にななってしまいます。

ゴミ屋敷、部屋のお片付け料金案内はこちら

通常の料金よりも1.5~2倍程度になってしまうことも珍しくありません。

特殊清掃と同等もしくはそれ以上となってしまうこともあります、なぜそんなに高額になるかと言いますと、まず糞尿が付着したものの処分があったりで処分費がかさみます。

そして作業費もやはり割増になってしまいます。
装備もそれなりに必要ですし、使用した道具類も使い捨てになったりで諸経費そのものが
嵩むのです。

犬猫を多頭飼いしゴミ屋敷させてしまった場合、このように清掃費も莫大になるとともに退去費用もかなり高額になってしまいます。

ペット多頭飼い崩壊は金銭面でも大打撃です、そしてペットも人間も誰一人として幸せになりません。

我々片付け作業に携わる者でも、犬猫多頭飼い系ゴミ屋敷はどこか心にザラリとしたものが残ることは否めません。